2013/04/25

安藤美冬『冒険に出よう』読了。「自発的な不自由」という選択について

安藤美冬さんの近著『冒険に出よう』を読みました。
この本の中に、ソーシャルメディアを始めとする情報の断捨離、持ち物や洋服の断捨離、マイルールの設定などの話題が出てきます。確かに、あまりにインプットが多すぎても租借しきれないし、自分を演出する定番スタイルが確率していれば朝何を着るか迷うこともないし(他人からはあるキャラクターで統一したイメージを持たれて良いし)、あの店ではこれを頼む!などの定番メニューや、他人に対してどう接するかなど、必ずすると決めていることがあれば、毎日の生活で迷う事なくやるべきことも決まって来ますよね。
そう、これって確かに便利だな〜シンプルでいいな〜と思いました。
安藤美冬さんは別にシンプルで便利であるためにそれを行っているわけではなく、むしろアイデンティティの確率や他者への自己ブランディングとして行われているのだと読み取りましたが、これ、楽チンでもあるんですよね。だって、生活上決まっていることが多いって楽じゃないですか。余計な事考えなくていいから。

以前読んだシリコンバレーに関するエントリで、もう原文が探せないので細かい部分は定かではないのですがこういった話がありました。シリコンバレーでは選択肢がない、だからやるべき仕事に集中できると。遊ぶところも、食べるところもそんなにないと。東京は食べるもの一つ、目的地への行き方一つとっても選択肢が多い。美味しい飲食店はたくさんあるし、交通網も発達しているから電車一つとっても様々な乗り換え方がある。細かいけれど、そうした一つ一つに頭を使わなければならないのが東京だと。

つまり、選択肢が多いということは、かえって非効率で、人を疲弊させ、問題に集中する事から阻害させることもあるということです。私は基本的に人は自由である方が良い。自由であるという事は選択肢がたくさんあるということだ、と考えてきた方だったので、これはなるほど&衝撃でした。

安藤美冬さんの『冒険に出よう』の趣旨とは外れつつも、読了して思い出したのはこのことでした。そう、安藤美冬さんは“自発的に”不自由を選択しているのです。その結果、反対に問題に集中する「自由」を得ている。毎日生きていて、選択肢が増えすぎていることの弊害が多いからこそ、自から進んで選択肢を狭めることを意識づけている。強制的な不自由(選択肢の狭さ)は論外ですが、この「自発的な不自由」という選択を取るのはスマートだろうな、思いました。

なんだか非常に近代的な話というか、フロムの『自由からの逃走』じゃあるまいし、みたいな大きな話題になってしまいましたが、それはさておき。とにかく今は勝手にモノも情報も増えて行く時代なので、余計なものを減らす方の需要が多いのはもちろんだし、減らす際に意識的に自己形成(自己ブランディング的な?)するかたちで選別していく方がより良いよね♫という話になるのかな。

読みやすくてあっという間に読み終えました〜♫面白かったです。ランラン


2013/04/21

結婚とパンケーキと女の子たち

昨日は大学時代の友達と原宿のEggs 'n Thingsでお茶してきました。
Eggs 'n Thingsって未だに長蛇の列なんですね!凄い人気なのはいいけど、ファストパスみたいなあの予約システムはいかがなものか。。。もっといい仕組みないんでしょうかね。寒空の下、私達もつらい待ち時間だったし、店員さん達もちょっと混乱気味でした。

それにしても、いただいたパンケーキやエッグスベネディクト、オムレツたちの美味しいこと。やっぱり並ぶだけの味だな〜って思いました。ハワイ店も行ってみたいなー。

集まったのは全員同世代なので所謂アラサー。未婚、既婚、結婚式間近、既に結婚して赤ちゃんもいるママまで様々だけど、結局「結婚」という二文字の合間でウロウロしている世代なんだなって改めて思いました。これが3年前だったら全然違った気がする。なんとなく26歳までは20代。27歳で20代卒業式が見えてきて、28歳は30歳側に足を突っ込んでいるという印象なんですけど。「結婚」がリアルになってきたのもこの28歳くらいかなと。実際私が結婚したのも28歳なんですが、特別早く結婚しなきゃ!とかもう結婚しなきゃ!とか思っていたわけでもないのに偶然そうでした。

大学時代からの友達というともう10年来の友達になります。でも話している内容は「女の子」だった頃とあまり変わらなかったりする。結局みんなの性格も変わらないし、役割も変わらないし、会えばいつものようにぺちゃくちゃおしゃべりする。悩んでいる子がいれば心配をし、良いことがあればお祝いし、盛り上がった一日なのでした。

「結婚」は大きなライフステージの変化だけど、結婚したから全てが変わるわけではないんですよね。もちろん、相手によって環境も変わるし付き合う人も変わる、考え方や行き方に影響を受けたりもする。でも、結婚は魔法じゃないから婚姻届にはんを押せば自分の人生がミラクルに変身するなんてこたあない。それまでの自分と地続きに上乗せして結婚という人生がかぶさってくるし、自分自身の変化も全くの別人に生まれ変わるのではなく、自分の人格の上に新たな生き方の選択肢が増されるようなもの。

結婚した友達、これからする友達、そんな友達に囲まれながらお話ししていて、自分の3年目に突入する「結婚」を顧みるとそんな感じかしらと、思ったのでした。

それにしても寒かったよ〜!!



2013/04/19

人生でやりたい100のリスト

皆さんは一生のうちにやってみたいことを、振り返って書いてみたことありますか?ずばり「人生でやりたい100のリスト」これを書く時にポイントは、絶対叶うはずないよな〜と思うようなビッグなことも、すごーく小さなくだらないこともぜーーーんぶ正直に書ききること。だから、公開している方もいらっしゃいますが、まずは他人に見せることは意識せずノートに書き出してみると面白いです。意外と100埋めるのって大変なんですよね。私はエクセルにつけて、達成しては常に項目を増やして更新しています。
そうすると、週末何をしよう?とか、空いた時間に何しよう?なんて時にリストを見ながら予定を立てることも出来ていいですよ。
また、公開できるものについては是非ブログなどで公開しちゃうと、「あ、そんなこと考えてたんだ!意外!」とか「私もやってみたかった〜」なんて共感や意外性を呼んでこれまたコミュニケーションの一つになったりもします。100リストで検索すると色んな方のリストが見られて、参考になるし、新たな発見もあるので是非チェケラ!

というわけで、ちょっと恥ずかしながら私の100リスト一部抜粋して載せちゃいます。くだらないことから大きな夢まで色々混ざってますがこれが私のやりたいこと100の一部です。

  1. ラーメン二郎に行く 2013年冬初二郎。独特の雰囲気でした
  2. 原宿で揚げたてポテチを食べる 2013年冬に。食べ過ぎちゃった
  3. バースデーパーティーを主催 30歳バースデーパーティー主催しました
  4. ロンドンバスを貸し切る 30歳バースデー記念で
  5. ドミューンを見に行く
  6. 落語を見に行く
  7. あんこう鍋を食べる 2013年冬食べました!おいしかった。
  8. ティファニーのダイアを買う 30歳の記念にプレゼントしてもらいました
  9. 毎日花を飾る
  10. フラッシュモブに参加する
  11. DJになる
  12. ベネッセハウスに泊まる
  13. ビールかけをする
  14. ホテル暮らしをする
  15. バーニングマンに参加する
  16. ヨーロッパ鉄道の旅をする
  17. ハワイで暮らす
  18. ホテル住まいをする
  19. 一人旅をする
  20. オーラソーマを試す 2013年達成。凄く不思議な体験でした
  21. 自分らしい肩書きを作る
  22. 自律した人間になる
  23. 何かを一年以上続ける 2013年、気付いたら既にネイル続けてました
  24. 予言カフェに行く これおすすめ。
  25. 大阪で串あげを食べる 2012年達成。はしごしました
  26. ドバイに旅行する
  27. カンクンへ旅行する
  28. 外国の人とすらすら話せるようになる
  29. ハンモックで寝る
  30. ウエストを58㎝にする
  31. ギリシア神話に詳しくなる
  32. アコギが弾ける
  33. 羊の脳みそを食べる
  34. 毎日早寝早起きする
  35. 源氏物語読破する
  36. 歌舞伎デートをする
  37. 見世物小屋に入る
  38. 部屋の中にテントを張る
  39. 名刺を作る
  40. twitterのフォロワー1000人
  41. イベントオーガナイザーになる
  42. ハイヒールを履き慣れる
  43. プラネタリウムバーに行く 2012達成。最高でした☆
  44. 浴衣の着付けを習う 2012達成。でもまだ慣れません。。。
  45. 毎月エステに行く
  46. ドキュメンタリー映画を撮る
  47. 成功して100人焼き肉をする
  48. ルブタンの靴を買う
  49. タロットを習う
  50. 講演を頼まれる
どうですか?仕事に関係するもの、趣味に関係するもの、人生に関わるもの、食べ物や見るものなどすぐに予定に入れられるもの、まんべんなく挙げてみました。ご自分で作られる時もこんな風にバランスよく入れるといいですよ。宇宙旅行に行く!とかばかりだと全然達成できなくてしょんぼりになるので(笑)
さあ、レッツ100リスト♫


2013/04/17

ファッションスクラップノートのすすめ

ファッション雑誌がたまってしまったのでこの機会にとスクラップノートもどきを作ってみました。ひたすら写真を切り抜いては張り、その服のテイストやどこを気に入ったか書いて行くばかりなのですが、そんな単純な作りでも結構はまってしまって没頭。出来上がったのは雑然とした作りながらもなかなかボリューミーなものになりました。
そして、発見したこと、それは私が好きなモデルさんがヨンアさんだということ!ってそれは前から知ってるやんけ〜な話なのですが、切り抜きヨンアさんだらけ。理想のフェイスやスタイル、雰囲気なんだろうなあと再発見したのでした。ヨンアさんのフェミニンだけど垢抜けた雰囲気、たっぷりしたヘアーや細いけどやわらかそうなボディ、くりくりのお目目うらやましいです。
で、そんなことは自明なんですが、もっと大事なことがありました。ファッションスクラップをやってみて初めて分かったのが自分の好みのテイスト。もっとエッジの効いたものが好みだとばかり思っていたのに、張られているものはベーシックでシンプルなものばかり。そして時にちょっとトラッドテイストなものだったんです。えー?私がトラッド?ベーシック?なんだか意外でした。メモ代わりに列記しちゃうと頻出アイテムは、チェックのストールや、グレーのニット、パール、白いニット、デニム、黒ジャケット、リトルブラックドレス、指し色はショッキングピンクで決まりなのでした。これの繰り返し〜(笑)そしてアイテムをたくさん重ねるコーディネートより、一着をシンプルに迫力でどん!ときこなすスタイリングが多い。案外すきなものって限定されているものなのかもしれませんね。。。言われてみれば昔から全部すきなものばかりだったかも。でもお買い物に行くと、もしくは雑誌をなんとなく眺めているとついつい流行に目移りしがち。結局買っても着ないものが多発なんてことも。
一度ファッションスクラップしてみると、自分のベーシックに立ち返ることが出来るのかもしれません。タンスの肥やしの多い人は、お暇な時にぜひチャレンジレッツゴー!


母のiPhone5をセッティングするも。。。

私の母は60代後半なのですが、ついにiPhoneデビューしました!ひゅー♫
しかし、セッティングが難しいということで私が担当することに。こんなものちょちょいのちょいだぜと由裕をかましていたら、なんとAppleIDを間違えてセッティングをし訂正し直すのに一苦労。さらに母に文字入力の仕方から電話の掛け方、メールの仕方などなど
教えていたらあっという間に夜に。すっかりiPhoneに振り回された半日でした。

でも、普段自分の中では自明になっている「クラウド」とか「Wi-Fi」とか「アンドロイド携帯とiPhoneの違い」とか聞かれると、母がきちんと理解してもらえるよう説明するのは難儀なもので、人に何かを教えるのって本当難しいよなあと思ったのでした。
その点3歳からiPad、iPhoneマスターしている甥っ子たちよ、デジタルネイティブ末おそろしや。。。

2013/04/16

あなたは消費者ですか?作り手ですか?

最近色々な女性達と会う機会があり、キラキラした女子に囲まれハッピー全開!な時間を過ごしてきました。やっぱり女子ばかり集まると華やかで話も弾んで楽しいな〜うふふ♡

だけど、ふと思ったのですが、すっごく失礼なことを承知で思い切って書いてしまうと、「今ここにいる人は基本的に消費者目線で生きている人達じゃないかしら。。。」ということなのでした。多分それは彼女たちの一面だけで、また別の面ではクリエイティブな一面を持っているはず!だと思いますが、というかそんなことを書いている自分が一番なんにも生み出していないのですが(ああ〜恥ずかしい現実)でも。仕事でもプライベートでも、何かをしている時に、それを受け手として楽しむことを一番に考えるか、自分が作り手や提供側の身になって考えるか、人間は二種類あると思うのです。いつもいつも提供者側に立って生きていたら疲れてしまう、そうかもしれない。純粋に楽しむこともあってもいい。でも私はどちらかというと何を見ても聞いても、もし自分がその商売をやるなら?とか、それを作るなら?とか、提供者側の役割をやるなら?とか考えてしまうのです。全然経験ないものでも恐れ多くもふとよぎってしまうのです。

恐らく、私が物心ついた頃には父は小さな会社を経営していて、いつも新商品の開発にアンテナをはりめぐらし「なんかいいものはないか、新しく売れるものはないか」というような話をしているのを耳にしていたから。それに、新入社員ではじめに入った会社がコンサルというちょっと上から目線な仕事であったからじゃないか、と思います。

なんでも手を出して足を運んでアクティブなのもいいけれど、それをどんな目線で受け取るのかも大事だったりするんじゃないかとふと思いました。多分仕事も、もたらされる仕事を受け取ってこなすサラリーマンな人もいれば、自分が経営者だったら?と考えて働けるサラリーマンもいるでしょう。同じ映画ファンでも「楽しかったね」で終わるのもよし、それに対して批評をするのもよし、映画作っちゃうのもよし。どれが正解とか偉いとかではないです。映画作ってる人が音楽聞く時は「良かった」で終わりかもしれないし。同じ人の中に消費者である自分と作り手である自分がいたりする。ただ、私はどちらかと言うと、提供者側の目線を多めに持ちながら生きている人と一緒にいると、話していて面白いし、わくわくするなと思ったのでした。

今日から

以前のブログを引き継いで?こちらにお引っ越しいたしました。
「TOKYOでしたい100のこと」ゆるゆる進めて行きたいと思います。