2013/06/26

津田大介氏『情報の呼吸法』読了!情報のインプットの仕方とシゴトの作り方について

というわけで、若干今更感漂いますが津田氏の『情報の呼吸法』を読了いたしました。
思った以上に、ガジェットや適度なフォロー数など具体的な部分に踏み込んで、情報のインプットの仕方を実践的に書かれていたのに驚きました。
情報のインプットのやり方、面白さを丁寧に書きながらも、でもひたすらなんでもかんでもインプットすればいいわけじゃないよと伝えている点がポイントでした。インプットは絞りつつも偏りすぎずバランスを取り、いい意味で情報に対してスルー力と目利きを効かせることが大事、ということでした。

そんな中、意外だったのは古典を薦めていたこと。津田さんも古典読むんだって凄い失礼な言い方ですが、やっぱり新しいものに触れているからこそ立ち返って思考する際に古典書籍って大事ですよね。

さらに個人的に面白かった点が二つ。

一つ目は仕事って一つのプロフェッショナル、極みでなくてもかけ算で出来上がることがあるということ、です。津田さんの場合はネットやPCに強いということと、音楽が好きで詳しいということの二つを掛け合わせて「津田大介」をつくっていく転機になったと。どちらも個別でもっと詳しい人はいたかもしれないけれど、両者に詳しい人はいない。ここがポイントだったわけです。
どうも最近出会う人、目立っている人を見ているとそういうことが多くて、職人の世界はさておき新しい仕事をしている人達の多くはこの「かけ算」で生きているように思えます。

二つ目は、津田さんは「こんなことしたら面白そうだな」というアイデアを漠然でもいいからストックしておくそうです。これ、そういえば自分もよくぱらぱらと妄想するのですが、津田さんのようにちゃんとメモしてなかったな〜と振り返りました。そのアイデアはすぐにカタチにはならない事の方が多いし、そのままボツになることもあるかもしれないけれど、ふとしたきっかけで全然違う事とつながったり、利用できたりすることもあるものですよね。これからは忘れないようにメモメモしようと思いました。